管理コマンド

collectstatic

インストールしている全てのアプリケーションから静的ファイルを集めて STATICFILES_STORAGE にコピーします。

ファイル名の重複は、テンプレートが処理と同じような方法で解決するようにしています。ファイルは STATICFILES_DIRS に指定した場所や INSTALLED_APPS の設定で指定した順にアプリケーションの場所から最初に検索されます。

一般的に使用するオプションは次のとおりです:

--noinput

あらゆる種類の入力を求めるプロンプトを表示しない。

-i PATTERN or --ignore=PATTERN

glob-styleのパターンに一致したファイルやディレクトリは無視します。さらに無視するには何回も使用して下さい。

-n or --dry-run

ファイルシステムを変更する以外のすべてを実行することができます。

-l or --link

コピーの代わりに、それぞれのファイルへのシンボリックリンクを作成します。

--no-default-ignore

'CVS''.*''*~' のプライベートのglob-styleのパターンに無視しません。

-c or --clear

New in version 1.1.

コピーかオリジナルのファイルにリンクする前に既にあるファイル消去します。

--no-post-process

New in version 1.1.

設定済みの STATICFILES_STORAGE ストレージバックエンドの post_process() メソッドを実行しません。

オプションの全てのリストについては、collectstaticの管理コマンドでhelpを実行して確認して下さい。

$ python manage.py collectstatic --help

findstatic

有効化されているファインダーで一つ以上の相対パスを探索します。

$ python manage.py findstatic css/base.css admin/js/core.css
/home/special.polls.com/core/media/css/base.css
/home/polls.com/core/media/css/base.css
/home/polls.com/src/django/contrib/admin/media/js/core.js

デフォルトでは、一致するすべての場所が検索されます。``–first``オプションを使うと、それぞれの相対パスから最初に一致したものを返します。

$ python manage.py findstatic css/base.css --first
/home/special.polls.com/core/media/css/base.css

これはデバッグ用で、静的ファイルが指定されたパスから正しく集められたか表示します。

runserver

staticfiles アプリケーションが( INSTALLED_APPS に)インストールされている場合、Djangoの runserver コマンドが上書きされます。静的ファイルの自動的な配信機能と以下の新しいオプションが追加されました。

--nostatic

--nostatic オプションを使うと、staticfiles アプリケーションで静的ファイルの配信できないようにします。 このオプションはセッティングのプロジェクトの INSTALLED_APPS の設定で staticfiles がインストールされている時のみ使えます。

使用例

django-admin.py runserver --nostatic

--insecure

--insecure オプションを使うと、設定の DEBUGFalse にしていても staticfiles アプリケーションで静的ファイルを強制的に配信します。

Warning

これを使用することで、 非効率的セキュアではない ということを気に留めておいてください。

ローカル環境とセッティングの INSTALLED_APPSstaticfiles がインストールされている時のみを対象としているので、 本番の環境では使わないで下さい

使用例

django-admin.py runserver --insecure